コンカレンシー vs クレジット: 新プランTeamsへの切り替えで期待できること

Bitriseは8月中旬より、柔軟かつ拡張性の高い新しいタイプのプランであるTeamsの提供を開始しました。現在コンカレンシー(同時並行数)ベースのプランをご利用のお客様にとって、Teamsへの切り替えでどの様なことが期待できるのか深堀りします。

8月中旬に発表したクレジットベースの新プランであるTeamsは、新規のお客様、そしてすでにBitriseのコンカレンシー(同時並行数)ベースのプランをご利用中のお客様も同様にアクセスしていただけます。

先日の新プラン発表後において、ユーザー様から多くのご質問やご意見をいただきました。頂戴した貴重なフィードバックをもとに、同時並行数モデルとクレジットベースモデルとの違いや、Teamsへの切り替えで期待されることなどについて、当記事にてさらに詳しくご紹介いたします。

まだBitriseをお使いでない読者の皆様におかれましては、ぜひこちらのお知らせより、Teamsが提供する柔軟性とパワーについてご一読ください。

プランの変更点

Bitriseの新しいTeamsプランは、これまでのBitriseのコンカレンシーベースのプランと比較すると以下のような違いがあります:

  • Teamsプランでは、特定の同時ビルド数の制限に縛られることなく、30並列(Linux)または10並列(MacOS)のビルドを同時に実行することができます;
  • 従来の45分または90分のビルドのタイムアウトは生じなくなり、最大4時間まで連続して実行できます;
  • 個々のワークフローに応じて異なるコンピュートオプションを選択することができます;
  • より高速なGen2ビルドプラットフォームへのアクセスが可能になります。

今年初頭に発表したVelocityプランと同様、Teamsプランはクレジットを軸としたシステムを採用しています。 

TeamsプランのTier(ティア)と呼ばれる各階層には、毎月固定されたクレジットが割り当てられます。Tierが上がるにつれ、割り当てられるクレジット数は増加し、1クレジットあたりのコストは安くなります。選択したコンピュートマシンが高速であればあるほど、ビルドは早く終了する一方で、1分あたりの使用クレジットも多くなります。

クレジットとビルドの動作について

Teamsで採用されている新しいクレジットベースのシステムは、広範囲に渡るテストが実施されてきました。既存のVelocityプランユーザーの中には、昨年末から利用されている方もおり、2021年初頭からは、一部の新規のお客様を対象に、限定的にクレジットベースのプランを備えた少し異なるバージョンの Bitrise をご利用いただいています。

両方のケースで気付かされたことは、コンカレンシーベースと比べてビルドの動作に変化が生じたことです。ユーザーはビルドのコストを一段と意識するようになり、チームのほとんどがビルドの所要時間に注意を払っていることがわかりました。また、ワークフローごとにコンピュートオプションを選択できるため、ビルドの優先順位や緊急度についても考慮に入れるようになりました。

クレジットベースを利用しているユーザー行動から得た、コンカレンシーベースとの違い:

  • チームごとのビルド実行数が若干数減少しました;
  • 計画されたビルドのほとんどが夜間にビルドされなくなりました(コンカレンシーベースのプランのユーザーは、緊急性の高い作業にコンカレンシーを確保できるようにしています);
  • クレジットベースのシステムでは、ビルドパフォーマンスの最適化に時間を費やすことができるので、Gen2ビルドプラットフォームの恩恵もさることながら、高速なビルドを実現できています。

特にこの3つ目の結果は、私たちが積極的にサポートしているものです。

Bitriseではビルドパフォーマンスの向上を目的としたドキュメンテーションやコンテンツに加えて、ビルドとチームのパフォーマンスを監視することができる機能のβ版を間もなくリリースいたします。この機能により、ビルド時間の最適化やチームの作業速度の向上させるためにまとめられた、詳細なビルドパフォーマンスデータをご自身でご確認いただけます。

β版のリリースまでの間、ビルド時間の改善においてのサポートについては、弊社までお問い合わせいただくか、Bitriseの担当者にご相談ください。

コンカレンシーベースユーザーのTeamsへのアクセス方法について

現在Developer、Org Standard、Org Eliteプランをご利用のお客様につきましては、今後数週間以内にUI上で新しいクレジットベースのTeamsアカウントの作成が可能になり、500クレジットが付与される無料トライアルを開始していただけます。

Teamsトライアルのダッシュボードでは、お客様のクレジット使用状況の詳細情報を確認することができます。


今すぐトライアルの開始にご興味のある方、または500クレジット分のトライアルでは評価が難しいとお考えの方は、こちらからトライアルをお申し込みください。

将来的なクレジット要件の評価方法

ビルドの統計情報は、Bitrise APIを使用することにより確認が可能で、ビルドが終了するとBitrise上でビルドの所要時間が表示されます。この情報を駆使していただくことで、現在の使用状況を評価し、将来的なクレジット要件について精査することができます。ただ、クレジットの必要な量を見積もる最善の方法としては、Teamsの2週間のトライアルを開始していただき、実際にプランを通じて確認することを推奨しております

1回のビルドで必要とするクレジット数は、使用するコンピュートオプションによって異なります。下の図は、Gen1 Linux および macOS マシンと macOS Gen2 マシンの 1 分あたりの必要クレジット数を比較したものです (Gen2 Standard および Elite は Teams で利用可能ですが、Elite XL は Velocity でのみ利用可能です)。

マシンの速度が速ければ速いほど、ビルドは早く完了し、1分間に使用されるクレジットも多くなります。

Gen2がビルド時間をはじめ、ビルド速度やチームパフォーマンスにどれほどの違いをもたらすかについては、Gen2ベンチマークレポートをダウンロードしてご確認ください。

クレジットベースのプランでは、ワークフローごとでも、お客様のニーズに合致した最適なマシンタイプを選択することができます。例えば、緊急を要するビルドには高速なGen2 Eliteマシンを使用し、優先度の低いビルドにはStandardマシンを選択するといった利用方法もあります。

月々のお支払い額および1クレジットあたりのお支払い額は、Teamsのクレジット・ティアによって異なります。

Tier数が大きいほど、利用可能な月間クレジット数が多くなり、1クレジットあたりの支払額も少なくなります。[Build credits = 月に付与されるクレジット数 / Monthly price (paid monthly) = 月額 (月払い) / Monthly price (paid yearly) = 月額 (年払い)]

モバイルに適したビルドを

Bitriseはここ数年で、同時並行数を軸としたモデルがモバイルエンジニアリングチームにおいて制限を生み出していることを目の当たりにしてきました。

クレジットベースの料金プランに舵を切ることで、チームはより高い柔軟性と拡張性の恩恵を受けることができ、同時に次世代のBitrise Build EnvironmentであるGen2へのアクセスが可能になります。

この変更は、お客様、Bitrise製品、そして一企業としての私たちが共に持続的に成長するために不可欠であると考えています。

同時並行数モデルとクレジットベースモデルの違いにとどまらず、Bitriseの新しいTeamsプランについてより詳しく知りたい方は、こちらのブログ記事も合わせてご覧ください。またご質問や不明点がございましたら、お気軽にお問い合わせください。

Teamsをお試しになりたい方は、フォームにご登録をお願いいたします。準備が整い次第、すぐにご案内いたします。


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